<マイ・ブーム>の中でもとくにミーハーな愛を捧げるものを<愛ブーム>と呼ぶ。ミスター・ビーンも草ガメも大好き、三代好物はスピッツ、ウルフルズ、筒井道隆。タイタニックはもちろん、宝塚に昼ドラまで精通する恋愛の巨匠・柴門ふみの原動力であるミーハーな好奇心をパワフルに発揮した「愛」あふれるエッセイ。めくるめく<愛ブーム>な世界へようこそ!カバーの背表紙を転記
の女性向け隔週情報誌「ChouChou」(~2009年10月)に1997年から二年間連載された(推測)「とっても マイ・ブーム」を一冊にまとめたエッセイ集です。情報誌の連載にふさわしく、話題は、映画、TV、時々は旅行。読者と同じ視点から、その魅力=マイブームを語ります。
肩肘を張らずに マニアックに重箱の隅をつつくことをせずに 観たまま、聴いたままの感想を聞いたような新鮮さがありました。
手元に山崎まさよしの「HOME」(ポリドール1997/5/21)
があるので、久しぶりに聴いてみます。
僕がこのアルバムの魅力を語るなら、彼の声と、生音のバンドサウンド。となりますが、
本書=サイモン評は、TVやコンサートで一般客が彼に感じる魅力、つまりキャラクターの総合力としての魅力を気づかせてくれるものです。
高みに立った評価ではなく、愛しいものの魅力を語る心地の良い一冊でした。