古典解説本の第8弾。今回は、コーラン。
知り合いにコーランを持っている人はいません。
ホテルに泊まっても、聖書と異なり、部屋に常設されているわけでもありません。
僕は、全く内容を知りません。
内容どころか、本の形すら知りません。
ていうか、本の形なの?
と、言うわけで本書を読みました。
読み始めの
第1話「扉を開けると」から、
典型的なイスラム社会に足を踏み入れた
・ コーランの構成
から、
・ おおよその内容、
・ 成立時の社会情勢、
・ アラーとマホメットの関係、
に加えて、資料として
<コーランの構成一覧表>
<イスラム諸国会議機構(OIC)加盟国一覧>
<イスラム関係大小いろいろ大ざっぱ年表>
も掲載されいます。
なんとなく「接することが出来たかな。」と思えた読後感でした。
読み終えて思ったのは、十億人以上の信者がいるメジャーな宗教(それも生活に深く浸透しているタイプの宗教)なのに、僕は何にも知らなかったんだなぁ。と言うことでした。
「宗教では無くて、言ってみれば哲学の類」
だそうです。>仏教
なるほど、イスラム教徒の宗教観をよく表しているような気がしました。
2007年5月27日
No. 468