ひたすら女性の神秘に憧れる森、長沢、柏原の三人組が繰り広げる高校生活の物語。
未知なるものへの興味を肥大させる男子の一時期をストレートに物語にしています。
第一章「大発見」では名も知らぬ女性への興味だけではなく、優しさと後悔。
第二章「色っぽい姉貴」では女性へのある種の理解を、家族の再認識を通して描き、
第三章「通り抜け横町」では、やはり名も知らぬ女性への理由無き恋愛
第四章「タマにタマ」では、恋愛の複雑さを
第五章「初体験」では、友情を通して、一皮むけていくような、いないような。
学校の授業では教わらない、親も教えてくれない事を勝手に学習していく男子の心と体の成長を楽しく読みました。
2007年9月17日
No.482