No. 412 結婚願望 / 山本文緒 著 を読みました。
具体的、かつ実践的に恋愛と結婚を考えたエッセイ。しかも親身で親切。
無理に中立・公平の立場をとらず「独身の女性」という視点で捉えた点も好感が持てます。
とかく「結婚」の話題は、空想的(非現実的)な観念論だったり、ごく狭い範囲の体験談だったりして、つまり、考察と言うよりは、グチだったり、主義や主張を聴かされるものだと覚悟していただけに、僕にとって、このエッセイの説得力は衝撃的でした。
それとも、たまたま、僕の状況がマッチしてただけなのでしょうか。
どっちでしょう。
とにかく、僕には期せずして、ありがたく読めて嬉しい一冊でした。
2004年 4月10日
No. 412
No. 412