僕が読んだのは、分厚い単行本

- 作者: J.K.ローリング,J.K.Rowling,松岡佑子
- 出版社/メーカー: 静山社
- 発売日: 2000/09/01
- メディア: ハードカバー
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その後、2冊の文庫として出版されたようですね。

ハリー・ポッターと秘密の部屋 2-1 (ハリー・ポッター文庫)
- 作者: J.K.ローリング,松岡佑子
- 出版社/メーカー: 静山社
- 発売日: 2012/09/03
- メディア: 文庫
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ハリー・ポッターと秘密の部屋 2-2 (ハリー・ポッター文庫)
- 作者: J.K.ローリング,松岡佑子
- 出版社/メーカー: 静山社
- 発売日: 2012/09/03
- メディア: 文庫
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そして、静山社ペガサス文庫としても出版されたようですね。
HARRY POTTER SERIES第二巻。1999年5月に英国で出版されたHarry Potter and the Chamber of Secrets(J.K.Rowling(英国1965~)著、Bloomsbury Publishing Plc)
の訳書です。全七巻の第二巻。
魔法学校「ホグワーツ」での二年目の物語は、第1章「最悪の誕生日」やはり新学期へ向け人間界からの冴えない出発から始まります。
二年生。と言うことで、新入生、ハリーたちにも後輩が出来ます。その中にロンの妹=ジニーウィズリーもいます。彼女はロンやハリー、ハーマイオニーと同じグリフィンドールに組み分けされるのですが、ハリーとロンは遅刻して、なおかつ規則破りでのホグワーツ到着。窓の外から眺める組み分け儀式でした。
本巻は、タイトルの通り秘密の部屋を探しての冒険です。
その秘密を解くまでの、ハーマイオニーの活躍や、戦いの中で意外な活躍を見せるロン(の魔法の杖)、ハリーのグリフィンドール生としての華々しい活躍が、楽しい巻でした。
今回は、七巻を通じての最大の敵=「名前を言ってはいけないあの人」の手下として、明らかに「この人が悪の権化」と言う人が登場するわけですが、彼以外にも(人殺しなどをしない)性悪の人、屋敷しもべの「ドビー」のように善意からなのに迷惑な人(妖精?)も登場します。物語の筋が、秘密の部屋の謎に沿って一直線に進む中、この人物関係がいわゆる「善玉」対「悪玉」と言う単純な人物関係ではない、立体感を与えているように感じられ、面白く読み終えました。
2008年1月19日
No.486