受動態

Daniel Yangの読書日記

No. 492 さおだけ屋はなぜ潰れないのか? 身近な疑問からはじめる会計学/山田真哉著 を読みました。

僕が読んだのは、新書版ですが、コミック版もあるようですね。
エピソード1「さおだけ屋はなぜ潰れないのか?」を本屋さんで立ち読みし、買うことにしました。
恥ずかしながら、僕は、この本の広告を通勤電車の中吊り広告で読むまで「竹屋ぁ~、竿竹ぇ~」とスピーカーで歌うトラックが「なんで商売が成り立つのだろう?」と言うことすら疑問に思いませんでした。たしかに「なぜ潰れないのか?」疑問に思い、本屋さんで立ち読みして面白いと思ったわけです。

 

さて、本書は、会計学を、特に「数字は苦手」と思っている人に、親しんでもらう事を目的にしています。僕の場合は、数字が苦手と言うわけでは無いのですが、直接「株を買おう」とか、「会社を興そう」という実用目的もない中で、日常的に接する用語を解説してもらっただけでも、目の前の霞が晴れたような爽快さがありました。
例えば「機会損失」と言う単語は、文字からだけでも、だいたいの意味が判るような気がしますが、本書を読むと具体的に何が損失で、損失を防ぐ(最大限儲ける)方法がスーパーが用意するお弁当を例に説明されていて、今までの僕の理解が「浅かったんだなぁ。」とつくづく思う次第です。
また、毎月生活費を使っているだけでも、知っておいたほうが良い知識が解説されていたように感じます。
2008年2月9日
No.492